佐伯市民のソウルフード“ごまだし”

■海の町で生まれたクセになる万能調味料
海の町、佐伯市。佐伯市には入り組んだ海岸線にたくさんの漁港があります。その佐伯の漁師の家で生まれたのが“ごまだし”というものなのですが、ご存知でしょうか。
ごまだしとは、白身魚を焼き、みりんや醤油に砂糖、そしてたっぷりのゴマを加えてペースト状にしたもので、魚の旨みとごまの香ばしさが抜群に味わえる万能調味料のこと。
海に面した漁の盛んな地域で、漁師ならではの料理として考案されたのが始まりで、もともとは各家庭で手作りされていた保存食だったそう。
しかし今では佐伯を代表する特産品の一つになりました。
ごまだしが全国に広まったきっかけを作ったのが、「漁村女性グループめばる」と言われています。めばるは漁師の奥さんたちが集まり、2004年に発足した団体。漁師であることを生かして、市場に出荷される前の新鮮な魚を使って、ごまだしを生産してます。
そう、ごまだしに欠かせないのが“新鮮な魚”。賞味期限が近いものなどを、短いものを長く食べられるように保存食へ変えるのが一般的なため、「新鮮な魚をすぐ調味料にするなんてもったいない!」と思いますよね。
保存食品といっても、原材料が新鮮でなければ味が変わってくるため、ごまだし作りには新鮮な魚が必要なのだとか。鮮度の高い魚は臭みが一切なく、ゴマと合わさることで豊かな香りとコクのある味を備え、調味料となるのです。
■道の駅でお気に入りのごまだしを見つけよう!
佐伯の家庭の味は誰でも楽しむことができます。『道の駅やよい』では様々なごまだしが販売されています。ひとつにごまだしと言ってもエソやタイ、アジと異なる魚を使うことで風味が異なってくるのだそうで、製造元によってそれぞれ特徴が異なるごまだしが販売されているので、お気に入りの味を見つけるのもいいですね。
そんな、ごまだしを使った料理で最もポピュラーなのが「ごまだしうどん」。そのほとんどがごまだしとかまぼこ、ネギが乗っただけという、とってもシンプルなうどんです。しかし、見た目で侮るなかれ。自分の好きなタイミングでごまだしを解き入れて食せばゴマの風味と魚の出汁と旨味が口の中に広がり、見た目からは想像つかないほど、コクのある味わい深い一品なのです。
『道の駅やよい』では名物のごまだしうどんを食べることができるのはもちろん、自宅で楽しめるごまだしの商品も揃っています。
うどん麺とごまだしがセットになっているものや、ゴマの香りと魚の旨みを感じられるごまだしせんべいといったお菓子もあるので、立ち寄った際はお土産にどうぞ。
■家庭で簡単にごまだしアレンジを
道の駅でごまだしを購入したならば、早速家でごまだしを使った料理を楽しみましょう!
食べ方のおすすめ1つ目は、やはり「ごまだしうどん」。
茹でたうどんにごまだしをのせて、お湯を注ぐだけで完成! 即席で出来上がるお手軽メニューです。
2つ目は「ごまだしおにぎり」
おにぎりにごまだしをたっぷりのせて、こんがりと焼くとごまだし焼きおにぎりに。それに出汁をかけてお茶漬けにするのもツウな食べ方。味の変化も楽しめる一石二鳥なメニューです。
3つ目はちょっと変わり種!「バーニャカウダ」
オリーブオイルとニンニクで香りを立たせたところに、ごまだしと生クリームをイン! するとなんとバーニャカウダソースへ変貌するのだとか! ぜひお試しあれ。
他にもごまだしを使うことで簡単にアレンジメニューが出来上がります。どんな料理にも使えるので、自分だけのオリジナルごまだしメニューを考案してみるのも、楽しいかも!
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