別府「竹瓦」周辺の路地裏を散策
別府の中心地は、古き時代へタイムスリップしたかのような、レトロな風情が今も残り続ける場所。今回はそんな別府の竹瓦界隈で立ち寄った、素敵なスポットをいくつかご紹介します。
地元の作家や職人の手仕事の魅力感じる品が並ぶショップ
まず訪れたのは「西法寺通り」と呼ばれる通り沿いにある「SELECT BEPPU」。築100年を超える長屋を改装した店内は、1階がセレクトショップ、2階はアーティストのマイケル・リンが手がけた襖絵が展示されています。
ショップには別府の伝統工芸品「竹細工」の商品や、湯のまち・別府をモチーフにしたTシャツ、オリジナルの手ぬぐい、ポストカードなど、別府をはじめ大分県内の作家や職人さんが手がけた、オリジナリティの高いアイテムが所狭しと並んでいます。つい、あれもこれもと手に取ってしまうものばかりです。
観光客が旅のお土産を探しに訪れることが多いそうですが、ちょっとしたプレゼント選びにもオススメ。街歩きの記念に、自分のお気に入りを見つけてみるのもいいですね。
別府の中心街を見守り続けてきた「西法寺」
次に訪れたのは通りの名前にもある「西法寺」。室町時代に建てられたもので、長きにわたり別府の街とともに歩んできた寺。見事な彫刻の山門は、江戸時代に修復されたものらしく、当時の木造建築の素晴らしさを感じます。散策する途中に、荘厳な雰囲気を感じつつ参拝してみましょう。また、毎年春頃には境内の一角にあるフジ棚には色鮮やかなフジの花が咲き誇り、お花見スポットとしても人気のようです。
路地裏の一角にある「梅園温泉」は市民や観光客の憩いの場所
西法寺から徒歩約1分の「梅園通り」。新旧織り交ざった、個性ある飲食店が軒を連ねる繁華街の一角にあるのが「梅園温泉」です。こんな繁華街に温泉があるのも、さすが別府。温泉が地元の人たちの暮らしに、とても身近にあることを感じさせます。
こちらの温泉は、2016年の地震で被災したものの、地元の人々や温泉を愛する人々、さらにはクラウドファンディングで2018年にリニューアルを果たしたのだとか。まさに別府温泉を愛する人々の手によって守られた温泉なのですね。無料で楽しめる足湯もあり、誰でも気軽に温泉気分を楽しめるのもいいですね。
老舗の奥深い味噌はお土産にもオススメな「長寿味噌」
帰り際に訪れたのは、梅園温泉がある繁華街から徒歩約7分ほどの場所にあり、「長寿味噌」の名で知られる味噌屋さん「坂本長平商店」。創業明治43年の老舗は、初代が「別府ん誇れる味を」と麹づくりから手づくりする味噌づくりをはじめたのだそう。店内にある大きな味噌樽が、長きにわたる営みを物語っています。
味噌の種類は「麦赤粒みそ」「中白みそ」などたくさんありましたが、今回「合わせみそ」を購入。なめらかでコクがあり、味わいやすいお味噌でした。
別府の人々がこよなく愛する名店ならではの奥深い味わい、リピートしようと思います。
まだまだ語りつくせぬ別府の路地裏の魅力。歩いて散策するだけでも面白いですが、立ち寄る店の人々との出合いもまた楽しみのひとつです。
■SELECT BEPPU(セレクト ベップ)
大分県別府市中央町9-34
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