【後編】「鉄輪温泉」散策と「湯けむり展望台」へ
【前編】に続き、別府を代表する温泉郷「鉄輪温泉」の魅力はまだまだ続きます。
散策にぜひ立ち寄ってほしいスポットをご紹介しましょう。
「いでゆ坂」沿いの石畳を歩きながら、温泉情緒を味わう
鉄輪温泉街のメインストリートともいえる「いでゆ坂」。レトロで懐かしさを感じる石畳沿いには、温泉街らしい商店や鉄輪の名物「むし湯」「地獄蒸し」を楽しめる場所もあり、旅情を誘います。
鉄輪のシンボル的存在の温泉
「いでゆ坂」の真ん中あたりに位置する「渋の湯ポケットパーク」。旧蒸し湯の石材を作ったモニュメントがある場所で、散策途中や湯上り後の休憩場として利用されています。
その目の前にある「渋の湯」は、前編でもご紹介した数々の共同浴場のなかでも、鉄輪のシンボル的な存在の温泉です。こちらは入湯料を支払うのではなく、コインロッカーを使用することが入湯の条件というのも面白いですね。
泉質は、鉄輪温泉の特徴のひとつである「ナトリウム塩化物泉」。保湿効果が高く、しっとりとした湯あがりです。
温泉の蒸気を使って蒸した、アツアツの豚まん
次に向かったのは「鉄輪銀座通り」。「鉄輪にギンザ!?」と、その名前もインパクトがありますよね。このような通り沿いには「貸間」といわれる湯治宿がみられ、長期滞在するお客さんが多いのも鉄輪温泉街の特色のひとつです。自炊する宿も多く、自分で食材をそろえ温泉の蒸気で蒸す「地獄蒸し」調理ができる宿もあります。この銀座通りにも、自炊宿が多数あり、ディープな風情を醸し出しています。
また散策の途中にぜひ味わってほしいのが「鉄輪豚まん本舗」の豚まんです。温泉の蒸気で蒸しあげた一品は、地元の主婦の方によって営まれている人気のテイクアウト店。蒸したてホカホカの肉まんは、ジューシーで懐かしい味わいですよ。
入浴料0円!? 地元客や観光客が足を運び続ける「熱の湯」
さらに進んでいき、熱の湯通りへとすすみます。この通りにある「熱の湯」は、古くは「怒湯」「兎狩の湯」とも呼ばれたのだとか。そして驚いたのは何と入浴料が無料なこと!
温泉の隣には洗濯場跡が残っており、鉄輪温泉が人々の暮らしに根付いていたことを感じさせます。
散策の締めくくりに! 別府の湯けむりを一望できる「湯けむり展望台」
最後にご紹介するのは、鉄輪温泉街から少し離れた場所にある「湯けむり展望台」です。
その名の通り、こちらは別府の湯けむりを一望できる人気スポット。春には桜の名所としても知られています。
鉄輪の湯けむりだけでなく遠くに鶴見岳や扇山なども望めるこの景観は、昼間のみならず、夜景スポットとしても人気。平成22年には「日本夜景遺産」にも認定されたんだそうです。季節や時期によってはライトアップした湯けむりを眺めることもできますよ。
いかがでしたか?別府が誇る温泉地・鉄輪の魅力をお届けしました。
温泉の魅力あふれる町へ、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか?
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