城下町・佐伯の歴史と文化を感じながら歩く「歴史と文学のみち」
県南東部に位置する佐伯市は平成の市町村合併で、九州で最も面積が大きな市となりました。海・山の恵みをうけ、美味しいグルメや風情あふれる城下町と、たくさんの魅力をもっています。今回訪れたのは、佐伯の歴史の情緒が色濃く残る「歴史と文学のみち」です。
歴史と文学をのんびり散策しながら楽しもう
「歴史と文学のみち」はJR佐伯駅から2㎞ほどにある、大手前周辺から城山のふもとに延びる約500mほど道。「山際通り」とも呼ばれ、大手門跡から養賢寺までの道のりは昭和61年に、国土交通省の「日本の道100選」にも選定されました。
石畳や白壁が武家屋敷ならでなの風情たっぷりで、佐伯の観光スポットとしても人気なほか、春は桜、安岐は紅葉の名所としても名高い場所です。
佐伯の観光のシンボルのひとつ「櫓門」
市営駐車場と城山登山口のそばにあるのが、「三の丸櫓門(やぐらもん)」です。
1637年に三代藩主・毛利高尚が創建したもので、藩政時代に2度の立て直しをし、今の櫓門は1832年に建立されたもの。佐伯城跡の城郭建築物として唯一、残っているもので県指定有形文化財にもなっています。
茶の心を知り、風情を楽しめる「汲心亭」
次に訪れたのは「茶室 汲心亭(きゅうしんてい)」です。
木造平屋の純和風の建物や美しい庭園のあるこちらは、「お茶を汲むということは、お客様に心を汲んで接待する」という意味を込め名づけられたそう。茶会や俳句会、生け花会など日本の伝統文化を楽しむ場であるほか、観光のお立ち寄りスポットとしても利用されています。
有料(300円)で、抹茶もいただけるので散策の途中に、しっとりと落ち着いた美しさの庭園を愛でながらホッと一息できます。
明治時代の文豪が過ごした「国木田独歩記念館」
汲心亭を後にし、さらに石畳をすすんでいくと「国木田独歩記念館」があります。
こちらは、明治時代の文豪・作家であった国木田独歩が、明治26年10月〜明治27年6月にかけて、弟とともに下宿していた「坂本永年邸」の建物を活かし造られた記念館。木造の古い建物は、独歩が佐伯で充実した日々を過ごしたことを物語る、様々な展示品がならんでいます。
また主屋の隣には土蔵もあり、こちらにも独歩にまつわる展示品が残されています。2階の部屋も明治時代のノスタルジックな雰囲気がたっぷりで、素敵!しばし読書を楽しみたくなるような、落ち着きある空間です。
また、独歩館の斜め向かいには「城下町観光交流館」が。昭和11年に建てられた「つたや旅館」が保存されており、城下町観光の情報を知ることができるほか、ドリンクメニューの販売もされているので、休憩スポットとしてもオススメです。
佐伯の歴史を紐解く魅力が詰まった「歴史と文学のみち」。古き街並みに想いを馳せながら、ゆったりと散策しながら、佐伯の面白さを感じてみてください。
■歴史と文学のみち
佐伯市大手町1丁目
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