“香り”の歴史や変遷を学ぶ「大分香りの博物館」

2022/10/16

# 別府市

世界の香りの歴史やデザインを学ぶ

 

古から、多くの人々を魅了してきた「香り」。この香りをテーマにした全国でも珍しい博物館が別府市にあります。

 

「大分香りの博物館」は2007年に別府大学創立100周年の記念事業として開館しました。以前は旧野津原町にあったのですが、現在は別府市に移転しています。

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博物館の展示は1階から3階まで。

1階には天然の動物性、植物性の天然香料の展示や、香料を取り出すために使われた蒸留機、世界各地から集めた貴重な香水のコレクションなどがずらりと並び、香水がどのように作られるかを学ぶことができます。

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有名な調香師が手がけた名作の香水の数々は、現代でも手に取ることができるものもありますよ。

調香師のパレットには6000以上の香料素材があり、常用の物だけでも、天然・合成を合わせると800種ほどになるそうです。

それらを組み合わせて創作された名作香水たちは、バランスがよく、それでいて独創性があり、なるべく嗜好性がよく、さらに持続性や拡散性に富んでいると言われています。

 

今なお使われているということは、それがどれだけ優れた香水であるかがわかりますね! 展示されている香水の中からいくつかを実際に嗅ぐこともできますので、自分の好みの匂いを見つけてみてください。

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さらに香水はボトルのデザインも重要だと言われています。

香水ボトルの第一人者であり、ボトルの魔術師とも言われるパリ生まれのピエール・ディナンは、「マダム・ロシャス」「オーソバージュ」「オピウム」など約200点ものボトルを世に送り出しました。ディナン氏は「香りとボトルと名前の3つが調和しないといい香水にはならない」と語っており、その美しきボトルデザインを展示したスペースもあります。

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色々な形があって、どの香水も魅惑的ですね!

 

 

2階に上がると、香りの歴史を学ぶコーナーが。古代エジプトから現代に至るまで、世界各地の香りの変遷が資料とともに展示されています。

こちらでも実際にいくつかは試嗅することができますので、歴史的な香りを感じてみてください。

 

紀元前の香油瓶や、ロココ、アールヌーヴォー時代の可愛らしい香水瓶など貴重な展示がされています。

もちろん日本やアジアの香りの歴史なども展示されていますよ。

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3階は学びと癒しのギャラリーとなっており、多目的スペースでは期間限定の企画展が行われています。

 

 

世界に一つ、自分だけの香水を作ろう!

 

膨大な量の資料展示で、香りについての深い知識を得られる「大分香りの博物館」ですが、もっと香りを楽しみたいという方に、世界で一つだけのオリジナルの香水を作ることができる調香体験ができるんです!

 

所要時間30分程度で30mlのボトル入りの香水を作ることができます。

また、香水だけでなく、オリジナルの匂い袋作りの体験も可能です。

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他にはない自分好みの香水を簡単に作ることができるので、ぜひ一度体験してみてください。

 

ただしどちらも入場料と別に別途料金が必要になるほか、事前の予約が必要となりますので訪れる前に連絡することをお忘れなく。

 

また1階には博物館オリジナルの香水のほか、香りの商品を集めたミュージアムショップや、「カフェ サ サンボン」があり、ハーブ園を眺めながらハーブティーやコーヒー、軽食を楽しむことができます。

香りについて学んだ後に、美味しいハーブティーで一息つくのも良いですね!

 

 

■大分香りの博物館

別府市北石垣48-1

TEL:0977-27-7272

 


 

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