由布院盆地をパカパカと走る「観光辻馬車」

2022/08/28

# 由布市

由布院観光の名物!

 

JR由布院駅のそばを散策していると、馬車を引いて道路を歩く馬に出会ったことはないでしょうか。

毎年3月〜12月まで由布院の町中を走る「観光辻馬車」は、1975年に起きた県の中部地震による風評被害で減ってしまった観光客を取り戻すため、町の人々が観光資源の一つとし始めました。以来40年以上続く「観光辻馬車」は、“馬車と共存できる安心な町、ゆふいん”という地域イメージを創り、由布院観光にとって欠かせない存在として親しまれています。

 

 

「観光辻馬車」は、JR由布院駅をスタートし、ゆらゆら揺れながら、のどかな田園風景を通る60分のコースを巡ります。

道中では御者さんが、街の歴史や食事処や旅館、お土産物屋などの観光案内もしてくれるため、あっという間の60分を楽しむことができるということで、今回は辻馬車を体験してきました!

観光辻馬車に乗るには、当日の事前予約が必要です。

JR由布院駅の隣にある由布市ツーリストインフォメーションセンターの窓口及び電話にて予約をすることが可能ですが、1便に乗車できる人数は10名、便数は1日10便程度のため、行楽シーズンにはすぐに予約で満席となってしまうことも。

また、馬の体調や天候によってはお休みということもありますので、当日の朝に電話で確認するのがベターです。

料金は1名2200円。小学生以下は1650円となっています。

では、早速乗ってみましょう!

 

由布院観光の名物!

 

予約時間にJR由布院駅の乗降場へ行くと、待っていました、かわいいお馬さん。1トン近い体重の馬が馬車を引いてくれます。

 

 

蹄のパカパカという心地よい音を響かせながら、早速出発! まずは佛山寺を目指すのですが、最初の見所は道中に見える由布岳。青々とした緑も美しいですよね。

 

 

パカパカと走ること20分ほど。辿り着いたのは、風情ある茅葺き屋根の山門が迎える佛山寺です。

 

 

佛山寺は金鱗湖と由布岳に囲まれたお寺で、地元の人にとって重要な寺院の一つです。

約1000年前、日向国霧島神社での神のお告げにより、由布岳の山腹にて簡素な住まいを作って暮らし、観音像を彫って祀ったのが始まりと言われています。

古くから由布岳の山岳信仰の場として親しまれていたのですが、慶長の大地震の被害を受け、現在の場所に移りました。

 

 

境内にはシャクナゲや大きなイチョウの木があり、四季折々の表情を楽しませてくれます。

続いて馬が案内してくれたのは、「六所宮」や「六所様」としても親しまれている宇奈岐日女神社です。

由布院は弥生時代以来の遺跡を持つ沼で、昔から土地の開墾には水との戦いがつきものでした。そこで「鰻」を沢沼の精霊として祀ったことが神社の由来となったのではないかと言われています。

 

 

1万坪を超える境内には杉の木が自生していましたが、台風によって倒れてしまいました。その中には樹齢600年ほどの御神木もあり、今は倒れた御神木の切り株が祀られています。

 

 

この後は、また田園風景の中を駆けて行きながら、終点のJR由布院駅へ。

あっという間の60分を楽しみました♪

由布院の名スポットを回ることができるだけでなく、御者さんの説明で由布院について学ぶことができますので、旅の思い出作りに体験してみてはいかがでしょうか。

 


 

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