登って遊べる! 県下最大級の前方後円墳「亀塚古墳公園」
海部の王が埋葬された巨大な古墳
大分市の東部にある「亀塚古墳公園」。ここの目玉は、施設の名称にもなっている「亀塚古墳」です。
「亀塚古墳」は、古墳時代の前期(4世紀末から5世紀初頭)に築造されました。
全長約116m、高さは後円部が10m、前方部が約7m、3段構築と、県下最大級の前方後円墳です。
あまりイメージがつきにくいかもしれませんので、もう少しその大きさについて解説すると、
「亀塚古墳」の完成までには約2年半もの月日が費やされ、延べ約16万7000人が携わったのだとか!
さらに古墳を盛るための土は50mプール約16個分の2万7000立方メートルが使われ、葺石は2tトラック約250台分の38万個!
費用は今のお金にして約18億8500万円と、途方もない費用と労力がかけられた古墳となっています。
古墳は3段になっているのですが、その各段には、150以上もの円筒埴輪が並んでいます。
埴輪には一つひとつに南海産の6本の突起がある特徴的な貝殻で知られるスイジガイという貝をモチーフにした模様や、船をイメージした線の模様が描かれているのですが、これは海と深い関係があったことが示されているのだそうです。
そのため、この「亀塚古墳」の主は、5世紀前後に豊後の「海部(あまべ)」を支配した海部王(あまべのきみ)の墓であるのではないかと言われています。
これだけの大きな古墳を作ることができたほどですから、その影響力の大きさを感じることができますね。
国の史跡にも指定された貴重な古墳なのですが、中でも「亀塚古墳」が特徴的なのは、なんと古墳の頂上に登ることができるんです。
墳頂に登ってみるとそこには石棺があります。
埋葬施設である主体部は墳頂にあったそうで、その石棺が復元されています。
石棺は長さが約3.2m。もちろんこちらも県下最大級のものとなっています。
また墳頂からは、遠く別府湾も見渡せるビュースポット。さすが海を支配した海部の王が眠る場所ですね!
古墳についてもっと詳しく知るなら「海部古墳資料館」へ!
「亀塚古墳」の駐車場のそばには、「海部古墳資料館」があります。
ここでは、今から約1600年前の古墳づくりと海部のムラの生活を復元した九州最大級の大型ジオラマや、
石棺のレプリカ、貴重な出土品、九州の古墳分布図などが展示されており、見応え十分。
さまざまな展示で、古墳の歴史や変遷、文化を入場無料で楽しむことができますよ。
古墳公園は綺麗に整備されており、散策にも最適ですので、ぜひ古墳の歴史を学びに訪れてみてはいかがでしょうか。
■亀塚古墳
住所:大分県大分市里646-1
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