ラムサール条約に登録された癒し溢れる「タデ原湿原」
四季折々の貴重な植物が自生する美しい湿原
くじゅう連山を一望できる定番のドライブスポットとして人気の「やまなみハイウェイ」。この「やまなみハイウェイ」沿い、長者原エリアにある絶景スポットが、「タデ原湿原」です。
「タデ原湿原」はくじゅう連山の北麓に位置し、九重火山群の山麓湧水地にできた湿原で、標高1000mの位置にあります。中間湿原として国内最大級の面積を誇ることから、2005年、久住町にある坊ガツル湿原とともに、ラムサール条約に登録されました。
ラムサール条約の正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。地球規模で移動する渡り鳥を保護するために湿地を保全することを目的とした環境条約で、「タデ原湿原」は、国際的に重要な湿地として保護されています。
湿原は1周約2.5kmにわたって自然研究路が整備されています。約1時間ほどでぐるりと散策することができるのですが、駐車場からほど近いこと、また起伏もほとんどないため、足腰が心配な年配の方でも安心して訪れることができますよ。
湿原内には、希少な植物をはじめ、多くの生き物が生息・生育しています。
植物では、
春になると、キミスレ、サクラソウ、ハルリンドウ、サワオグルマ、
夏にはキスゲ、ノハナショウブ、ミズチドリ、ヒゴタイ、
秋はアケボノソウにヤマラッキョウ、シラヒゲソウ、アキノキリンソウが自生し、
ウグイス科のセッカやホオアカ、カヤネズミなどの動物たちが生息しています。
散策ルートはバリアフリーのコースでめぐる所要時間20分の「タデ原絶景コース」、ぐるりと一周めぐる所要時間40分の「タデ原一周満喫コース」、くじゅうの自然を存分に満喫する所要時間60分の「草原・森もりコース」の3つのコースが用意されています。
もちろん湿原内を自由に散策することはできますが、コースに沿って歩いてみると新しい発見があるかもしれませんよ。
また、もっと湿原の植物や動物、自然を詳しく知りたいという方はボランティアガイドと一緒に歩く「自然観察会」がおすすめ。
無料で参加することができますが、日時が決まっていますので、詳細はホームページで確認を。
長者原ビジターセンターで自然情報をゲット!
「タデ原湿原」の入り口には、入館無料の「長者原ビジターセンター」があります。
ここには、くじゅうの自然をダイジェストでまとめた資料、くじゅう連山の成り立ちや四季の移り変わり、湿原に咲く花々や生き物をまとめた映像を見ることができるハイビジョンシアターなどがあります。
散策の前後に訪れると、より「タデ原湿原」についての理解が深まるはずです。
また自然解説員の方が受付に常駐していますので、気になることがあれば尋ねてみてくださいね。
2階に上がると、展望室があり、「タデ原湿原」やくじゅうの山々を一望することができる絶景スポットとなっています。飲食も可能ですので、雄大な山々を見ながらランチをして過ごすのも良いですね。
ベビーカーや車椅子の無料貸し出しも行っていますので、必要な方は訪れてみてください。
夏はヒゴタイを見に行こう!
8月から9月にかけて、訪れる観光客の楽しみになっているのが、「ヒゴタイ」です。
大陸を起源とする植物で、すらりと伸びた茎にトゲトゲとしたボールのような花を咲かせるユニークな花です。
一つの花のように見えるボールは、小さな花が集まってできており、絶滅危惧種にも指定されている貴重な花です。
「タデ原湿原」では夏時期、多くのヒゴタイをみることができますので、鑑賞に訪れてみてください。
■タデ原湿原
住所:玖珠郡九重町田野225-33
https://kujufanclub.com/chojabaru
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