新たな発見と刺激があるかも! 大分県立美術館「O P A M」

2021/05/02

# 大分市

■市街地に誕生した五感で楽しむ新名所

 

2015年4月、大分の市街地にドーンとオープンしたスタイリッシュな建物が、通称“OPAM”こと『大分県立美術館』。大分駅から徒歩でも行けるここは、「五感のミュージアム」をコンセプトに、様々な視点や感覚を通じて感性や創造性に訴え、訪れる人が五感で楽しむことができる美術館を目指し誕生しました。

 

21050302.JPG

 

アトリウムというガラスなど光を存分に通す技法が用いられた外観の上層部は、竹工芸をイメージさせるデザインになっており、近未来的でありながら大分県民に馴染みやすい印象を与えてくれる建物です。メインの南側の壁部分は開閉できるガラス水平折戸で、開かれると開放的な空間となります。設計は建築業界で最も権威ある賞の一つと言われるプリツカー賞を受賞した世界的建築家、坂茂氏によるもの。至る所に坂氏らしいデザインが散りばめられており、建築としても充分に楽しめすスポットとなっています。

21050303.jpg

“OPAM”の愛称で知られる『大分県立美術館』ですが、その由来は、新しい美術館を世界の人に認知してもらうため、大分県立美術館の英語表記「Oita Prefectural Art Museum」の頭文字を用いているんです。

国道沿いからも見える“OPAM”のオブジェはオープン以来人気のフォトスポットとなっています。「O」は太陽を彷彿させる円のフォルムに、「A」は天に延びるような長体にし、マークに動きを取り入れることで、多様性の象徴化と視覚化を造形したそうですよ。

ここでアーティスティックな一枚を撮影してみるのも良いですね!

21050304.JPG

 

 

■明るい美術館は驚きの連続

エントランスを抜け、明るく吹き抜けたフロアを奥に進むと現れる巨大なタマゴ型のオブジェ! 絶妙なバランスで、押してもゆらゆらと揺れて倒れないこのタマゴ。オランダのデザイナー、マルセル・ワンダースの「ユーラシアン・ガーデン・スピリット」というもの。そして隣には「水府 覆水難収・フクスイオサメガタシ」といった歩けるプールが展示されています。どちらも現在は触れて体験することができませんが、写真を収めておきたくなるオブジェです。西側の壁を演出しているのがミヤマケイの造る「世界は届けい・セカイハトドケイ」。日本に昔から馴染みのある鳩時計を、大分を中心に世界地図のような配置で展示され、世界各国の時間を刻んでいます。

21050305.JPG

 

1階には「OPAM Museum Shop」があります。ここでは着るアート・遊ぶアート・食べるアートをテーマに大分県内のアーティストとコラボレーションしたOPAMのオリジナルの商品を取り揃えています。充実したラインナップで、自分用にお土産にとついつい買いすぎてしまいそうです。

 

■おしゃれなカフェでひと休憩

2階には美術館に併設したカフェがあります。テーブルや椅子、パーテーションはすべて紙管で作られています。坂氏と言えば、このデザインですよね。

 

併設のカフェだといって侮るなかれ。地産地消をコンセプトにすべてのメニューに大分県産の食材が使われており、料理メニューには新鮮野菜と自家製ハムを使用した大盛りの「久住高原サラダ」付き。厳選した豊後牛を存分に使ったこだわりの「豊後牛100%シャリテ・ハンバーグステーキ」をはじめ、大分名物の「とり天」や「かぼすブリのりゅうきゅうボウル」といった人気メニュー、大分県産どんこしいたいけを使ったクリームパスタや、シャリテ特製カレーといったメニューも用意され、どれを食べようか迷ってしまいますね。お子様ランチやお子様カレーもあるので子連れの方でも安心して楽しめます。さらに美術館の展示に合わせた期間限定の記念メニューも随時登場するのでそちらも見逃せません。また、ランチタイムからケーキやパフェなどのデザートのみでの注文ができるのもカフェとしては嬉しいポイント。美術館の独特な雰囲気を味わいながら至福のひとときを過ごしてください。

21050306.jpg

 

■光の差し込む展示

美術館は3階建て。3階へ上がると竹工芸を連想させる天井と、光が差し込む屋外展示「天庭(あまにわ)」が目の前に飛び込んできます。中庭となっているこの場所には、国内外で活躍する現代工芸作家たちによる立体造形が飾られているんですよ。

このガラスに囲われた中庭は場所によって見えてくるものが違う仕掛けが。また四季や天候によっても雰囲気が変わるそう。周りには畳を使用したベンチが用意されているので、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。

21050307.JPG

 

■細かいこだわりにも注目したい館内 

美術館というと敷居が高いイメージがありますが、2階には貸出は行っていない目で楽しむブックギャラリーがあり、OPAMが独自のテーマで収集した書籍を閲覧することができたりと気軽に立ち寄れるような仕掛けも満載のOPAM。

気になる展示会があるときはもちろんですが、市街地に行ったついでに少し足をのばして寄ってみたくなる場所です。心を落ち着かせたいときにもぜひ行ってみてくださいね。

 

 

大分県立美術館

所:大分市寿町2-1

T E L:097-533-4500

営:0:00~19:00、金・土曜~20:00※入館は30分前まで
休:なし

 


 

大分県立美術館OPAM(大分市)周辺の賃貸物件(アパート・マンション・一戸建て)をお探しの方は、別大興産 大分中央営業所までご相談ください。別大興産のスタッフが、お客様のライフスタイル・ライフステージに合わせて最適なお部屋をご提案いたします!

 

▼賃貸物件(アパート・マンション・一戸建て)をエリアから探す<

大分市 別府市 臼杵市 杵築市 由布市 国東市 速見郡日出町