城下町・中津散策の起点に!「中津市歴史博物館」

歴史の面影が色濃く残る中津の城下町は、いつ訪れても訪れる人々を癒し魅了します。
この城下町の中枢であり、戦国武将・黒田官兵衛が築いた九州最古の近世城郭「中津城」のすぐそばにあるのが「中津市歴史博物館」。中津の歴史を紐解くヒントが集まったスポット、一体どんなところなのか、ご紹介します。
中津の歴史や文化、自然を見て・触れて・体験する
「中津歴史博物館」は、中津の歴史や文化を見て感じることができる博物館。展示室内の「展望ギャラリー」は総ガラス張りの造りになっており、窓越しからは、城の周りを囲んだ美しい石垣を見渡すことができます。中津城の石垣は戦国時代、黒田の時代には強固な石垣を組んだのに対し、細川の時代は自然石を使った石組みを行ったといわれています。それにしても、はるか昔の人々が、この石垣を一つひとつ手作業で積み上げていったと思うとそのすごさを感じずにはいられません!思わず目を凝らして見てしまいました。
中でも目に留まったのは「石垣シアター」。見事な石垣についての解説をストーリー仕立てで観ることができるほか、耶馬渓に関するPR動画も鑑賞できます。お洒落な畳が敷き詰められたシアター内で、くつろぎながら楽しめます。
ユニークだったのは石垣積みにチャレンジできるゾーン。石をモチーフにした軽い玩具を使い、上手く石垣を積み上げられるか体験でき、大人も子供も楽しめる仕掛けも用意されています。
他にも館内には、旧石器時代から近代までの中津の城下町のほか、広大な自然美を堪能できる耶馬渓まで、それぞれの地域の歴史や文化を知ることができます。より中津の貴重な展示品を見る場合は、有料エリアがオススメかもしれません。
人々の暮らしを支えてきた「民具」の数々を展示
展示室1をさらに奥へと進むと「華林茶房(かりんさぼう)」というカフェも併設されています。残念なことに訪れた当日は定休日。メニューをみると、中津城をモチーフにした「石垣パフェ」や「耶馬渓茶ラテ」などがおすすめのようでした。次回訪れた際は必ず立ち寄りたいと思います。
カフェの隣にある展示室3には中津の人々に使われていた「民具」が展示されています。鍬(くわ)や石臼、笠や桶など昔の暮らしの道具の数々がショーケースではなく直接展示されているので、リアルに民具を観ることができます。
そのほかにも館内の入り口にはミュージアムショップも設けられていて、中津をモチーフにしたオリジナルアイテムなどもたくさん見られ、お土産選びにもぴったりです。
「中津」の魅力をぎゅっと詰め込んだ「中津歴史博物館」。こちらで見て触れてその魅力や知識を得たら、実際に現地へ足を運んでみるとよりいっそう興味深く面白い散策ができるのではないでしょうか。ぜひ、城下町を訪れた際は立ち寄ってみてください。
■中津市歴史博物館
中津市1290番地
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