色づく秋。臼杵の紅葉の名所でリラックス
毎年、秋になると楽しみたいのが、紅葉スポットめぐり。
自然に恵まれた大分県内には、多くの紅葉の名所がありますが、今回は臼杵市で出合ったオススメの紅葉スポットをご紹介します。
感動の美しさを誇る「普現寺」紅葉。見頃にはライトアップも
まずご紹介するのは臼杵市野津町にある「普現寺」。この寺は、大友氏第2代当主であった大友親秀の5男・親直が、釈迦如来を象徴する仏である普賢菩薩が白象に乗っている夢をみたのがきっかけで、1294年に建立されました。1578年ごろには、大友氏と日向の島津氏の争い「大友島津の乱」で荒廃したものの、1647年に今の場所に再築されたようです。
また普賢寺は江戸時代の野津で笑い話の名人と称され、「とんち話」でおなじみの初代・廣田吉右衛門、通称「きっちょむさん」の菩提寺としても知られています。
毎年11月下旬ごろの紅葉のベストシーズンになると、境内へ向かう歩道には鮮やか色づいた紅葉が出迎え、時が止まったかのような静寂と美しさに魅せられます。
移ろう季節を感じながらゆっくりと歩き進むと境内へ。そこにも約200本もの木々が圧巻の美しさを見せます。赤や黄色、オレンジと色づいたその姿はまるでアーティスティックな世界に包まれたかのようです。
この美しい景色を見ようと毎年、市内外から観光客が訪れます。毎年11月下旬ごろにはライトアップも行われこの時期だけの幻想的な夜の紅葉の美しさも楽しめるようです。
ライトアップの日程は例年、紅葉の色づき具合によって異なるようなので、ホームページなどで情報収集してから出向くとよいでしょう。
2人の偉人が築いた石橋を見つけながら、紅葉を楽しむ「白馬渓」
臼杵市でもう1つオススメの紅葉スポットが、臼杵川の上流にある渓谷「白馬渓(はくばけい)」です。
その歴史は江戸時代に庭園石工の「橋本主馬之助」と地元の富豪「清水善七」の2人が相談し、伊勢神宮へ参拝できない臼杵の人々のために“馬代小谷(ばだいこたに)”と呼ばれていたこの地に、伊勢神宮の分霊を御心霊として迎えたことにはじまります。渓谷の美しさに感銘を受けたふたりが渓谷まで続く道や8つの石橋を作り、紅葉や難点などを植えたのだとか。長い時を経た今でも、当時かけられた石橋はそのまま残っています。
8つの石橋はそれぞれに形が異なり、遊び心を感じさせます。色とりどりの表情をみせる紅葉は、まさに心洗われるような美しさ。ゆっくり深呼吸すれば、心身ともに深く癒されます。石橋を数えながら散策してみるのもいいですね。
いかがでしたか。紅葉シーズンの臼杵を訪れたなら、立ち寄ってほしい紅葉の名所をお伝えしました。四季の移り変わりをのんびりと感じるひとときは格別。リフレッシュしに紅葉めぐり、ぜひ楽しんでみてくださいね。
■普現寺(ふげんじ)
臼杵市野津町大字野津市13464
■白馬渓(はくばけい)
臼杵市前田馬代
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