山頂のブランコでハイジ気分♪ 童話の里のシンボル「伐株山」
■大きな楠からできた山!?
「日本のアンデルセン」と呼ばれる口演童話家・久留島武彦の出身地であることから、童話の里として知られる玖珠町。
町のシンボルスポットでもある伐株山(きりかぶさん)は、玖珠という地名の由来にもなったと言われています。
「豊後国風土記」には、「昔者(ムカシ)。此村(コノムラ)ニ。洪(オホキナル) 樟(クス)ノ樹(キ)有リ。因リテ球珠郡ト日(イ)ヒキ」とあり、かつてこの地に大きな楠があり、それで玖珠と呼ぶようになったと書かれています。
この天にも届きそうなほど大きな楠が陽をさえぎるため、一年中影に隠れてしまっていた玖珠村では、田畑の作物は育たず、村人も次々に病に伏せていました。そこで村人たちは身の丈九百尺もある大男に3年3ヶ月かけて切り倒してもらい、その大樹の残りが伐株山だという有名な伝説が語り継がれています。
■テーブル形の平らな山頂
伐株山は標高685.5m。伝説にも残っている通り、まさに切り株のような形をした山は、玖珠町を代表する“メサ”と呼ばれています。
メサは卓上台地とも言われる、テーブル状の台地のこと。極めて珍しい溶岩台地の地形の山なのですが、玖珠盆地には伐株山の他に、「日本地質百選」にも選出された上下二段からなる“二重メサ”の「万年山(はねやま)」、国指定天然記念物の「大岩扇山」、「青野山」など同じようなテーブル状の山があり、これらの山々が集まった全国でも稀有な地域なのです。
■爽快感抜群! ハイジのブランコとパラグライダー
伐株山の頂上までは車でアクセスすることができ、10分ほど登れば到着します。
テーブルのように平らな山頂には公園が整備されており、360度玖珠盆地を見渡せるパノラマの景色が楽しめることもあり、休日にはピクニックに訪れる家族連れも多く、子どもたちのにぎやかな声が響きます。
遊具なども整備された公園で一番人気なのが、通称:ハイジのブランコ。
6基ある天空のブランコは、空に向かって漕ぐことができ、爽快感とスリルを感じることができます。多い時には順番待ちになることもあるブランコですが、ハイジになりきって、大人も子どもたちと一緒に楽しみたいですね。
伐株山といえば、もう一つ、一度は体験しておきたいアクティビティがあります。それが玖珠町ではお馴染みの光景である、山頂から大空へと飛び立つパラグライダー!!
九州山地に囲まれた伐株山は、季節風の影響が少ないため、パラグライダーなどのスカイスポーツを行うにはとても良い立地なのだそう。玖珠町ののどかな田園風景を見下ろしながら、鳥のように青空を舞う非日常体験を楽しんで。
(体験は地元の愛好者団体スカイクラブ「ZU伐株」などいくつか行なっているところがあります。)
■大パノラマの展望休憩室も!
山頂の公園には、「ななつ星」でおなじみの水戸岡鋭治氏が列車をイメージしてデザインした展望休憩舎「KIRIKABU HOUSE」があります。おしゃれな休憩室には飲食物の持ち込みも可能。窓から眺める風景は格別です!
また「道の駅童話の里くす」が営むフードトラック「もりフードトラック」も水曜〜日曜には山頂にやってきて、おにぎりやコーヒーなど軽食が楽しめます。
ちなみにフードトラックも水戸岡鋭治氏のデザインなんですよ。
晴れた日は伐株山へ登って、玖珠町を一望しながらピクニックやアウトドアアクティビティを満喫してみませんか。
「KIRIKABU HOUSE」「もりフードトラック」
営:11:00~15:00
休:月・火曜 ※雨天時休館
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