国重要文化財の厳かな神社「柞原八幡宮」
資料館
大分市の中心部から車で約15分ほど、自然豊かな二葉山(八幡柞原山)の麓に鎮座しているのが、大分市内
にある「豊後国一の宮」の一つ、「柞原八幡宮」です。
「柞原八幡宮」は平安初期の天長4年(827年)に、比叡山延暦寺の金亀和尚(こんきおしょう)が八幡社の
総本宮である宇佐神宮に篭り修行をしていた頃、八幡宮建立のお告げを受け、柞原山に創建したのが始まりと
されています。
宇佐八幡宮の分霊地として、国司、武家などから崇敬されてきた由緒ある神社「柞原八幡宮」。
長い参道には大友氏の時代にポルトガル人が寄せたと伝えられている樹齢約400年の「ホルトの木」や、
圧倒的な大きさに神秘的なパワーを感じる樹齢約3000年、幹の周囲が18.5mもある国指定天然記念物指定の
大楠、その側には日が暮れるまで見ていても飽きないことから「日暮し門」とも言われている南大門が建って
います。
南大門は慶応2年(1866年)に再建されたもので、軒下の柱や壁には聖人や竜、花、鳥、魚などの見事な彫刻が施されています。
ぜひじっくりとその美しい彫刻をお楽しみください。
南大門を過ぎると左手には二葉山稲荷神社があります。
そのまま参道の階段を登りきって西門をくぐると、境内が。境内に建つ社殿は一風変わった造りとなって
います。
安政年間に再建されたとされる本殿は朱漆を基調にした八幡造となっています。八幡造は宇佐八幡宮を代表と
する神社様式の一つで、切妻造、平入の2棟の建物を前後に繋いで一つの社殿としたものです。
南側には左右回廊がついた楼門が建っており、参拝は回廊から履き物を脱いで上がり、拝殿前に正座して
行います。
また緑に囲まれた神社であるからこそ、回廊からは、春には眩い新緑が、秋には真っ赤に染まる紅葉を
楽しむことができます。
その風景の美しさゆえ、前撮りの写真や、七五三の写真撮影などに多くの家族が訪れる人気のフォトスポット
にもなっています。
正月の三が日には、境内にある「宝物館」が開放され、刀剣や仏像など国、県の重要文化財を観覧することが
できるようになっています。
貴重な展示は必見ですよ。
また、訪れた際にぜひ探してみて欲しいのが、「幸運の扇石」です。その名の通り、扇型をした石を踏んで
願掛けをすると願い事が叶うと言われています。境内には2ヶ所あるそうなので、美しい境内の装飾を
楽しみながら、探し歩いてみてください。
■柞原八幡宮
大分市上八幡三組
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