九州で唯一! 日本画専門の美術館「二階堂美術館」
二階堂酒造が持つ美術品を公開!
全国でも珍しく、九州では唯一となる日本画専門の美術館「二階堂美術館」。
「二階堂美術館」は、全国的にも人気の高い麦焼酎「二階堂」を製造する「二階堂酒造」が手がける美術館です。1866年に創業した「二階堂酒造」は、日出町に本社を置く老舗酒造メーカーです。
「酒造メーカーがなぜ、美術館を?」と思いますよね。
「二階堂酒造」の六代目を務めていた二階堂暹(あきら)氏は、若い頃から日本画に興味・関心を持ち、「その伝統と素晴らしさを後世にも伝えていきたい」という思いから、1981年(昭和56年)頃より美術品の収集を始めていたそうです。
平成に入ってからはその収集にますます勢いが増し、やがて「碩学・帆足萬里を生んだ文教の地に日本画を中心とした美術館を作りたい」と願うようになったのだとか。
そこで「二階堂酒造」は1994年(平成6年)、収集した作品を一般公開する「二階堂美術館」を創立。
収集した数多くの日本画のコレクションを広く一般に公開することで、日本文化の伝統に対する正しい理解を深め、学術及び文化の発展に寄与することを目的として、設立されました。
美術館は2階建となっており、ここには近代から現代にかけて活躍した画家たちの作品を約1000点コレクションしています。
コレクションされているのは、約700点もあるという掛け軸の作品や額に入った日本画、屏風の作品や版画や彫刻などさまざま。
近代日本画の巨匠として知られる「横山大観」や、明治から昭和にかけて活動し、風景画を多く残した「川合玉堂」のほか、気品ある美人画を描き続けた女性画家の「上村松園」など、近代から現代にかけて活躍した画家たちの貴重な作品が収蔵されています。
また、写生に基づいた画風が特徴で大分が誇る日本画の巨匠「福田平八郎」、洋画風の作品で新しい画風を切り拓いた「高山辰雄」、日本各地の川や海などの風景画を多く描いた「岩澤重夫」らの作品も多くコレクションしています。
コンパクトな美術館でありながら、日本画の魅力にじっくりと浸ることができるため、見応えは十分となっています。
おおいた風景写真集より参照(https://www.visit-oita.jp/libraries/)
さらに「二階堂美術館」では、年に5〜6回の企画展示や特別展も行っています。「二階堂酒造」が集めた収蔵品の数々をテーマを決めて展示されており、普段お目にかかることのできない貴重な作品群を観ることができますよ。
現在行っている企画展や、今後行われる特別展の情報は「二階堂美術館」のホームページで公開されています。
この時にしか出会えない作品を見逃すことのないよう、事前に情報をチェックしてからお出かけしてくださいね!
■二階堂美術館
大分県速見郡日出町大字川崎837-6
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