西日本有数のぶどう産地にあるワイナリー「安心院葡萄酒工房」
■見晴らしの良い高台に建つ、杜のワイナリー
宇佐市安心院町は、西日本有数のぶどう産地として知られています。安心院町は、朝夕の気温差が激しい霧深い盆地であり、それがぶどう栽培に適しているとあって、昭和41年から「西日本一のぶどう団地」を掲げて、ぶどう栽培が盛んに行われてきました。
宇佐市公式観光サイトによると、標高120〜330mの丘陵地帯に造成されたぶどう団地を中心に、約170戸の生産者が160haの栽培面積で、年間1300トンものぶどうを栽培しているそうです。
そんなぶどうの一大産地にはワイナリーが2軒あります。
そのうちの一つが、「安心院葡萄酒工房」。麦焼酎の「いいちこ」で知られる「三和酒類」が経営をするワイナリーです。
2001年にオープンした「安心院葡萄酒工房」では、敷地内にワインの試飲ができるショップの他に、シャルドネやメルローなど豊潤なワインを生み出すぶどう畑やワインの醸造工場などがあります。緑豊かな木々に囲まれた散歩道が整備されているので、安心院の自然を感じながら、ワイン造りを見学することができます。
■工場見学で安心院ワインを知る
国産ワインコンペティションで金賞を受賞したこともあるなど、世界に誇る安心院ワインの醸造所である「安心院葡萄酒工房」。良質な安心院ワインがどう出来上がっていくのか気になりますよね。
「安心院葡萄酒工房」では、充填室、醸造場、貯蔵室の3つをガラス越しに見学できるようになっています。(予約不要、見学無料)
まず入り口のアーケードを抜けて試飲ショップの横にあるのが、「充填室」。
ここはワイン作りの最終工程を行う場所で、清潔に保たれた室内でワインを一本一本ビンに詰め、ラベルを貼る作業が行われています。
続いて向かったのがワイン作りの肝となる醸造。
ワインの発酵タンクや貯蔵タンク、ぶどうの粒と枝を分けて仕込みタンクに送る機械や、果汁を絞る機械などが並んでいます。ここではビデオ映像を見ながら、作業について知ることができます。
最後に向かったのが貯蔵庫。
醸造されたワインを樽やワインで熟成させる場所です。貯蔵庫内は年間を通じて15〜20℃の低温で、室温は60〜80%を保つように管理されており、ワインにとって最も心地よいとされる環境になっているそうです。
樽材はオーク材を使用し、静かに寝かせて熟成していくうちに樽とワインの風味が見事に調和されて、豊潤なワインが出来上がります。
この石造りの貯蔵庫にはワインの他に貴重な展示品も保管されているのですが、それがこちら。
三和酒類が所蔵する世界各国のワイングラスです。妖艶なフォルム、鮮やかな色味、華麗な装飾など、世界のガラス職人の巧みな技法で作られたワイングラスの数々はずっと見ていたくなるほどの美しさ。
貯蔵庫で熟成されるワインの香りとともに楽しむことができますよ。
■ワインを試飲してお気に入りをお持ち帰り!
安心院ワインについて勉強出来たら最後は、試飲ショップへ!
こちらでは無料でワインの試飲をすることが出来ます。
赤や白、スパークリングなど、好みの味を店員さんに伝えて一緒に探してもらうのも良さそう!
ハンドルキーパーの方にはこちらのぶどうジュースや、ワイナリー限定のノンアルコールのブランデーソフトも人気なのでぜひ。ブランデーの香りが口に広がる大人のソフトクリームとなっています。
毎年3月下旬から4月上旬には樽開き、10月上旬には新酒祭が開催されますので、この時期に訪れて見るのもオススメ。
またワイナリーの近くには展望台やB級グルメの「ホルモンらーめん」が人気の「ワイナリーレストラン朝霧の庄」、カートでレースができる「ソニックパーク安心院」などもあります。
ワイナリーついでにぜひ立ち寄ってみて下さい。
■安心院葡萄酒工房
所:宇佐市安心院下毛798
T E L:0978-34-2210
営:9:00〜16:00
休:火曜(祝日の場合は営業)、年末年始
http://www.ajimu-winery.co.jp/index.html
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