空室対策事例

「部屋はきれいにしているのに空室がなかなか埋まらない」そう言ったご相談を良く頂きます。いざ、物件を一緒に確認させて頂くと、確かにお部屋はきれいにしているのですが敷地にゴミが落ちていたり、自転車が無造作に置かれていたりと共用部の清掃が行き届いていませんでした。お部屋を見に来た際、敷地の入口が汚いために、お部屋を見ることもしないで帰られてしまった経験は営業マンであれば1度はあるでしょう。敷地の入口は、お部屋探しをしているかたが一番初めに見る場所なので清潔感を保つことはとても重要です。物、人、どれも第一印象は非常に大事ですよね。エントランスや共用部も同じです。対策としては月に1回、または2回業者さんに依頼して日常清掃を入れることです。「物件を綺麗に保つ」ことで入居者も気持ち良く長く住んで頂くことができ、新しい入居者にも良い印象を与えることができますので是非実践してみてください。入居者に長く住んで貰い退去させないことが一番の空室対策です。

「インターネット無料の物件はありますか？」お客様がお部屋探しをする際に人気の設備ランキングは2016年に引き続き2017年も単身・ファミリー共にインターネット無料設備が1位を独占。長年上位にランクインしており、今や入居者が賃貸住宅に求める欠かせない設備の1つとなっています。13歳～49歳のインターネット利用は95％超。つまり、賃貸物件を探している方にとって、インターネットの利用できることは絶対条件。インターネットを利用するためには、通常5,000円程度の月額料金が必要です。それが無料になるということは、年間で60,000円程度の節約になります。だから、インターネット無料物件なら周辺相場より多少家賃が高くても入居が決まる「入居者に人気の設備」となっており、高い入居率を維持している物件が多くなっています。

　募集賃料は、募集を依頼している賃貸オーナーさんの個人的事情が加味されている場合が多いことと、入居者が決まる際に、賃料の値引きをされることを前提にいくらか上乗せされている場合が多い、という理由で目安にはなりますが、あまりあてにはなりません。そういう理由で相場は過去に実際に成約した賃料を参考にすると良いでしょう。成約賃料を調べる際は管理会社の担当者に協力してもらい成約事例から適正な相場を把握すること、これが空室対策の第一歩になります。募集条件緩和をすることは簡単なことです。しかしその前にできる空室対策はたくさんありますので、所有されている物件やエリアを今一度徹底的に分析して物件にはどのような特徴があるのか、エリアの特徴、賃貸相場、競合物件となり得る物件の特徴、物件があるエリアの需要層、需要層が求めている設備や環境などを把握しましょう。